新型コロナワクチンを解説スペシャル『池上彰のニュースそうだったのか!!』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

新型コロナワクチンを解説スペシャル『池上彰のニュースそうだったのか!!』

2020/12/5放送『池上彰のニュースそうだったのか!!』


新型コロナウイルスの感染が拡大しています。

いつになったら収まるのか、その鍵を握るのがワクチンですね。
ワクチンとは何か、などわかりやすく解説してまいります。

気温や湿度が低いほど新型コロナの感染者が増えるという研究結果もあります。
やはり空気が乾燥しますとウイルスの水分が少なくなって空気中で漂う時間が長くなる、あるいは喉が乾燥してウイルスが付着しやすくなります。

夏場はずっと換気していましたが、寒いからといって換気をしないと感染が広がってしまいます。
寒くてもやはり換気が大切です。

政府・自治体は外出自粛を要請したりあるいは飲食店に時短営業を要請したり、それからGoToトラベルも自粛要請したりあるいは対象外の地域を指定したりということをしています。

菅総理が感染対策の徹底とともに経済を回したいと言っていまして、週明けに追加の景気対策を決めると発表しています。
政府としては感染防止も大事だけど経済活動も大事と言う、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態がこれからも続きそうです。

ワクチンと治療薬の違い

感染者が急増する中、コロナ対策の切り札といわれているのがワクチンです。
高い効果が期待されており、海外では来週にも接種開始というニュースがあります。

ワクチンと治療薬は別物です。
治療薬は病気の患者の体内に入れて体内の病原体をやっつけます。

そしてワクチンは健康な人に接種をしてその人が病気にかからないようにする予防です。
いわゆる免疫をつけるということです。

人間は1度感染すると同じウイルスにわかりにくくなります。
その免疫を人工的につけるのがワクチンです。

従来のワクチンは病原体であるウイルスなどの毒性を弱めたり無くしたりしたものです。
それを体内に入れることで、体にその病原体の特徴を覚えさせて免疫をつけます。

ワクチンの語源は「雌牛」

ちなみにワクチンの語源はラテン語で「雌牛(Vacca)」という意味です。

昔 天然痘が流行ったときに「牛痘」という弱い天然痘のようなものが流行っていました。
牛痘は人間に感染することもあり、特に酪農の人たちがかかっていましたが、牛痘はすごく軽くて済んでいます。
1度牛痘にかかると天然痘にかからなかったということで、免疫をつける物質を「雌牛」から来て「ワクチン」という名前がつきました。

ワクチンは感染を防げない!?

ワクチンというと1番身近なのはインフルエンザですね。

実はインフルエンザのワクチンは感染を防ぐわけではありません。
基本的にインフルエンザのワクチンは感染を防ぐ働きがありません。

「感染」と「発病」は違います。

ウイルスが体内に入ります。
これが「感染」です。
これはワウチンで防ぐことができません。

発病」は体内でウイルスがどんどん増えていって熱やせきなど症状が出ることをいいます。
インフルエンザのワクチンというのは発病しないように免疫をつけるものです。

なので、ワクチンは感染を防ぐわけではありません。

インフルエンザワクチンの効果は34〜55%!?

インフルエンザのワクチンを打ったら発病を防ぐ効果はざっと34〜55%ぐらいといわれています。(65歳以上の高齢者)
逆に言えばワクチンを打っていても半分ぐらいの人は発病してしまうのです。

ただし、発病しても軽くて済むということも含めてインフルエンザのワクチンはそれなりの効果はあります。

インフルエンザワクチンは重症化を防ぐために打つ

インフルエンザワクチンを打っていれば絶対大丈夫ということではありません。
何のために打つかというと重症化を防ぐためです。

インフルエンザ予防接種を毎年打たないといけない理由

インフルエンザのワクチンは毎年打ちますが、例えばBCGのように一生に1〜2回しか打たないものもあります。
どうしてインフルエンザのワクチンは毎年打つでしょうか?

ワクチン自体の有効期間が約5ヶ月

理由の1つは、インフルエンザのワクチン自体の有効期間が短いということです。
有効期間が約5ヶ月間といわれてます。

実はワクチンといっても「生ワクチン」と「不活化ワクチン」というざっくり2種類に分けることができます。

「生ワクチン」というのはウイルスの毒性を弱めた病原体から作ります。
いってみればまだ生きているという意味で「生ワクチン」という言い方をします。

「不活化ワクチン」は毒性あるいは感染力をなくした病原体で作ります。
つまり 病原体が一切活動できないようにしています。
インフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」です。

生ワクチンの方が免疫が長続きします。
弱めているとはいえ、病原体そのものがまだあるわけですので悪さをする可能性があります。

一方、不活化ワクチンはそういう悪さをする危険性はかなり低いです。
しかし効果が薄く長続きをしません。
そのため 何回かは毎年のように接種しなければいけません。

インフルエンザウイルスが変異しやすい

もう1つの理由がインフルエンザのウイルスが変異しやすいからです。

インフルエンザのウイルスは人間の体の中に入って人間の細胞をのっとって自分のコピーを作らせます。
そのときにコピーミス(変異)が起こり、どんどんこれ引っ切りなしに変異していきます。

だから毎年 世界の専門家が集まって「この冬に流行るのはどのインフルエンザウイルスか」を検討します。
これがズバリ当たることもあれば外れちゃうことがあります。

特に今年の場合はなるべく早く打ってくださいと医師たちがいってます。
インフルエンザの初期症状とコロナウイルスの症状がそっくりです。

発症した場合、もしインフルエンザのワクチン摂取をしていればコロナウィルスの可能性が高いということを判断しやすくなります。
そういうことも含めて、なるべく早めに打ってくださいと医師が言っています。

「定期接種」と「任意接種」

予防接種には大きく分けて2種類あります。
「定期接種」と「任意接種」です。

定期接種というのは自治体が実施し、基本的に無料です。
例えば風疹・麻疹・BCGなどが定期接種で受けられます。
定期接種は基本的に自己負担はありません。

任意接種は希望者だけが受けて基本的に自己負担です。
例えばインフルエンザやおたふく風邪などが対象です。

軽い病気だから任意接種というわけではありません。
おたふくかぜは結構重い症状で入院したり難聴になったり非常にいろいろな障害をもたらすこともある病気です。
なので海外では無料で予防接種できる国が多いです。

任意接種が多いのは国が消極的になったから

日本のように定期接種と任意摂取と分けているのは非常に珍しい形をとっています。
特にワクチンは任意のものが多いです。
なぜ任意接種が多いかというと、国が消極的になってきたからです。

ワクチンで予防接種で後遺症が出てることがありうるわけです。
特に1970年代頃から定期接種による後遺症が出た人たちが国を相手に訴訟が相次ぎました。
そこで国は予防接種にだんだん消極的になってきたのです。

最初は「罰則ありの義務」、つまり受けなければ罰則がありました。
今度は「罰則なしの義務」になり、現在は「努力義務」になりました。
つまり国はオススメするけど人の責任で打つかどうか決めてくださいと、訴訟を受けてこう変わりました

ワクチンは不特定多数にやるものですから中には副反応が出ることはありうるのです。
この中でインフルエンザも1994年に定期接種から任意接種に変わりました。
これを境に学校で打っていた人とそうじゃない人に分かれています。

インフルエンザのワクチンが新型コロナ対策になるかも!?

インフルエンザのワクチンについてこんな研究結果があります。
「インフルエンザのワクチンが新型コロナ対策になるかも」

もちろんまだ仮説の段階です。
あくまで仮説ですが、いくつかの国の調査によるとインフルエンザの予防接種を受けた人は新型コロナウイルスによる死亡率が低かった、あるいは重症化する割合が低かったという研究結果が発表になっています。

全く別のウイルスですが、打ってみればインフルエンザのワクチンが人間の体の免疫力全体を活性化させて新型コロナウイルスにかかっても重症化を防いで可能性がある。

仮説ではありますが、よくわかりませんけどでもやっぱりインフルエンザのワクチンを打っておいた方がいいってことだろうと思います。

治療薬やワクチンの開発は膨大な時間がかかる

新型コロナウイルスのワクチンができて間もなく打ち始める国もあるというのが大きなニュースになりました。
新型コロナウイルスの感染が始まったのは今年で、年内のうちにワクチンができるなんて極めて異例中の異例です。

というのも治療薬あるいはワクチンができるまでには普通だと大変時間がかかります。
薬の開発自期間が9〜17年、ワクチンの開発期間が10〜15年かかるとされています。

例えばインフルエンザの場合、ウイルスが見つかってからワクチンができるまで約10年かかりました。
インフルエンザの治療薬として例えばタミフルやリレンザがありますが、治療ができるまで実は70年かかっています。
薬ともなりますと、どんな成分が良いか探したり安全を確かめるために何度も実験を繰り返すわけです。

今回の新型コロナのワクチンは1年という驚異的な速さで実用化しています。
そのワクチンがアメリカのファイザーとドイツのビオンテックが共同開発したワクチンです。
ファイザーが と一般的にニュースになってますが、アメリカとドイツの共同開発です。

イギリスではもう今週に承認されて、来週から医療従事者などから打ち始める予定です。
それからロシアでも独自にこのワクチンを開発していて、これも来週から国民に大規模な接種をする予定です。

ロシアは今年の8月に実は既にワクチンが承認されています。
安全だとアピールしていて「国民に広く打つんだよ」ということになりましたが、プーチン大統領は打たないそうです。

「国の最高指導者が真っ先に打つものではない」というのがロシア政府の言い分です。
「ワクチンが危険だからプーチン大統領は打たないの?」とつい思ってしまいますよね。

本人 自らがまず率先して打つならみんなも安心して打てますが、ロシアの場合はそうなものですから国民も本当は打ちたくないなと思っている人も結構います。

実はアメリカでもいよいよワクチン接種が始まりますが、アメリカの国民でも「安全かどうかわからないからしたくない」という人がいます。

そこで過去3代の大統領、クリントン大統領・ブッシュ大統領・オバマ大統領の3人が共同で記者会見して「私たちが真っ先に打ちます」と言ってます。
真っ先にリーダーが打たないと国民はなかなか安心できないということでしょうね。

治療薬やワクチンの開発は莫大なお金がかかる

治療薬やワクチンの開発には時間だけではなくお金もかかります。
1つのワクチンを作るのに総費用は1000億円ともいわれています。

製薬企業も株式会社ですからビジネスです。
元が取れないような薬は開発したくないわけです。

だから例えばアフリカ辺りの、本当に地域限定の感染症があったりしますが、そういうもののワクチンはなかなか開発しようとしないわけです。
そもそも患者の数が少ないし、アフリカですと所得の少ない人がいれば高い薬を作ってもコストが全部回収できないということになると困るわけです。

ただ 今回のように世界中で感染が広がっていればみんなが打ってもらえるんであればお金をかけても良いということになります。
当然お金をかけて作る以上 実際にそれぞれの薬のお金は高くなってしまいます。

世界で1番高い治療薬「ゾルゲンスマ」

例えば「ゾルゲンスマ」とういう乳児向けの難病治療薬があります。
乳児の難病を治療する薬ですが、治るまでの投与でコストが1億6707万円かかっています。

日本で初めて億を超えた薬で、今 世界で1番高い治療薬です。
これまでの治療薬に比べて1回の投与で長期間 高い効果が出ることが評価されいます。
患者も数が少ないので1人当たりの費用が高くなります。

日本には高額の医療費を補助する制度があり、実際には「ゾルゲンスマ」を打っても費用の大半は国が肩代わりしてくれるので患者さんの負担はこれよりはるかに少なくて済んでいます。
これからもだんだんこういうものも出てくるのではないか、本当にお金があれば健康は保てるけどお金のない人はそうならないという命の格差に広がりかねないと問題になってます。

新型コロナに対する国の支援金

新型コロナが世界的に流行しているからというのでワクチンの開発費などを国が支援しています。

どれくらい支援しているのか?
日本はおよそ2000億円、アメリカは1兆700億円、中国は15兆円です。

だからアメリカや中国はワクチンの開発が次々に進んでいるのです。
中国の支援が桁違いなのは、アメリカより早くワクチンを作って途上国にワクチンをを配りたいと考えています。

つまり中国には世界への影響力を強めていきたいという戦略もあり、とにかく早くワクチンを作って国民だけではなく途上国にワクチンを提供することで途上国が中国のおかげで私達はワクチンが打てるという国際世論を作っていこうとしているのです。
新型ウイルスは中国から始まったという悪いイメージを打ち消すためにもワクチン外交をしようとしています。

ワクチンの作り方

そもそもワクチンは病原体をもとにしているのでワクチンをたくさん作るためにはウイルスもまた大量に増やさないといけないわけです。
増やす方法としては、主なものは鶏の有精卵・動物・細胞です。

  • 鶏の有精卵:温めると雛になる卵の中にウイルスを入れて増殖をさせるます。
  • 動物:ネズミなど動物の体内にウイルスを入れて増やします。
  • 細胞:動物などの細胞にウイルスを接種して増やします。

ざっくりとこの3種類ぐらいのやり方があり、こうして増やしたウイルスをとってワクチンの原料にしてインフルエンザワクチンを作るということもあります。

これまでのワクチンはこういう作り方をしていましたが、今回の新型コロナウイルス用のワクチンは従来のやり方ではなく全く新しい手法を使っています。
だから早くできたというわけです。

それが、ウイルスではなくウイルスの遺伝子情報が入ったワクチンです。

ウイルスの遺伝子情報が入ったワクチン

従来のワクチンはウイルスを弱めたりあるいは毒性をなくして、それを体内に入れています。
いってみれば特徴を覚えさせて免疫を作っているというわけです。

従来型のウイルスを弱めたものを体内に入れて、この形がウイルスなんだと免疫細胞にこ形を覚えさせるというのが従来のインフルエンザのワクチンの作り方です。

ところが 今回はウイルスの中の遺伝子情報を体の中に入れて、見た目がウイルスそっくりなものを作ってしまってこれが新型コロナのウイルスだと免疫細胞に覚えさせてしまおうというのです。
ウイルスを弱毒化して打つみたいな工程が一切省いています。

実は新型コロナウイルスの中に入ってる遺伝子は単なる情報です。
その情報の中にどれがどのような役割を果たしてるかは既に分析してわかっています。

その遺伝子をタンパク質が包んでいます。
その遺伝子の情報が人間の体内に入ると人間の細胞を使ってそのタンパク質を作らせます。

そのタンパク質を作らせる情報の部分だけ、つまり もぬけ空のタンパク質を作らせるという部分だけを情報として体内に入れます。
体内でそのタンパク質が作られると「これが新型コロナウイルスだ」と体に覚えさせるのです。

あくまで外側のタンパク質だけなので悪さはしません。
事前にこの形を覚えさせよう、そのための遺伝子の情報を人工的に作り出すことができたというのが今回のワクチンです。

ワクチンの安全性

ワクチンができた 打てますよ という状況になったとしても安全性について心配される方はいますよね。

従来ワクチンを実用化するときには、その前に試験的に一部の人に投与してみて副反応がないかどうかということを確認する「臨床実験」をやります。

まず健康な成人の人にまず打ってみて半年から1年かけて異常がないかどうかを見ます。
大丈夫であれば今度は少人数の患者に試しに打ってみて1〜2年様子を見ます。

そして今度は多数の患者に2〜3年かけて打って様子を見ます。
これによって副反応が出ないかどうかということをチェックをできたらいよいよ実用化になるのです。

ファイザーのワクチンも実は現在も臨床実験中です。
最終的に臨床実験が終わるのは2022年です。

2022年までやってみて安全性が確認できたら実用化するのですが、今これだけ患者が増えてるのでもう待ちきれないからとりあえずもう始めちゃおうというのが今回です。

これまでやってきたところ重大な副反応というのは起きていない、あるいは9割以上に効果があったということがわかっているのでとにかくやってみましょう。
ただ長期的には本当に安全かどうかは実はまだよくわからないまま見切り発車しているということです。

とりあえず来週からイギリスやアメリカでワクチン接種が始まります。
日本に回ってくるのは来年なりますから、とりあえず今からイギリスやアメリカで打った人たちが副反応がないのかどうか、重症化したりすることがないのかどうか、とりあえず注意深く見ておくということが大切です。

ワクチンの運搬に運用!?マグロの輸送技術

日本は海外の製薬会社と契約をして国民1人当たり2回分以上打てるだけのワクチンを確保しているんですが、そのワクチンを日本で使うにあたってワクチンの温度管理という課題もあります。

例えば一般的なインフルエンザのワクチンですと最適な保存温度が2〜8度ぐらいです。
だから普通のクリニックや病院にワクチンを置けるのです。

ところが今回 日本が契約している新型コロナワクチンの中にはマイナス70度の冷凍保存が必要なものもあります。
ファイザーのものはマイナス70度です。

それを実際に打つには1度解凍するわけですが、解凍2〜8度ぐらいで保存しようとすると短いもので5〜7日間ぐらいしか保存できず効果がなくなってしまいます。

今は新型コロナウイルスのワクチンはほとんどを海外の製造工場で作られています。
例えばファイザーのワクチンはアメリカとベルギーで作られています。

ワクチンを冷凍したまま日本に持ってくるには専用容器に梱包して飛行機で輸送するということになります。
しかし、日本にワクチンが届いたとしても空港から地方の病院に運ぶ方法がまだ決まっていません。

そこで今注目されている日本の技術があります。
日本はお寿司の大国なので、冷凍した魚をお店に運ぶ物流「コールドシステム」が既に存在しています。
コールドシステムをワクチンの運搬に応用すればいいじゃないかということが、実は検討されていいます。

さらに先日、厚生労働省が医療機関でワクチンが保管できるようにマイナス70度で対応できる冷凍庫を1万台確保すると明言しています。
ただし、置ける場所が限られますから場合によっては全国にいくつかの拠点を作り、そこに来てくださいという集団接種のような形を取らざるを得ないかもしれません。

イギリスではスタジアムの一部に1週間で10万人以上打てるように集団接種をするということも考えられてるそうです。

COVAXファシリティの仕組み

これだけの環境と設備を整えるにはそれだけお金も当然かかってきます。
当然のことですが、途上国の中にはそれだけのお金がなかなか手に入らないということもあります。

そこでWHO世界保健機関などが主導して「COVAXファシリティ」という仕組みを作りました。
先進国がお金を出し合ってワクチンを共同購入をし、それを発展途上国に広く供給しましょうという仕組みです。

現在 日本も含めて189の国と地域が「COVAXファシリティ」に参加しています。
アメリカは参加していません。アメリカファーストですからアメリカさえよければいいのです。

ただしやっぱり感染拡大してるもんですから、拠出金が所得の高い国もまだ十分なお金を出していません。
現在のところまだ資金不足、あるいは補完するための施設不足という課題が残っているそうです。

ワクチンの打つ順番は医療従事者と高齢者が優先

「モデルナ」というワクチンが冷凍する必要がなかったり更に「ジョンソン・エンド・ジョンソン」というところも新たにワクチンを開発したといわれてまして、まだ認可されていませんが接種する回数が1回で済むとか、そういったワクチンがこれからもいろいろ出てきます。
様子を見ておいた方がいいってことだと思います。

ワクチンがほぼ安全だとされて日本に入ってきましたとなったときに、打つ順番としてはまずは医療従事者から先に打たれると思います。
医療従事者の方が大変ですから、まず医療従事者の方に打ちます。

それから重症化しやすい高齢者を優先し、希望者みんなに行き渡るのは今の政権の見通しとしては来年の6月ぐらいかと。
東京オリンピックまでには間に合わせたいという腹づもりみたいです。

もしワクチンが皆に打てるようになったとしたら今この状況なので無料にすると思います。
しかし、そのお金は私たちの税金から支払われています。

本当に安全なワクチンができるまでまだ時間かかりますから、もうしばらく皆さん我慢しましょうね。

あとがき

この番組の放送は先週でした。

そして一昨日イギリスでワクチン接種が始まりましたね。
イギリス国民の8割は新型コロナのワクチン接種に前向きだそうです。

臨床実験が終わっていない状態でワクチン接種するのは抵抗があります。
しかし、新型コロナに感染することで命が脅かされる高齢者には接種した方が良いとも思っています。

命、そして一生の人生に関わることなので摂取を受けるかどうかは自分で考えて納得した上で受けるべきだと思いました。

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