超簡単にどんどん血圧が下がる!オススメ生活習慣『主治医が見つかる診療所』

2020/12/10放送『主治医が見つかる診療所』
血圧に関する新たな常識が続々と出てきています。
東北大学の研究では血圧を定期的に測定している人は測定していない人に比べて生涯かかる医療費が1200万円以上も節約できるというデータがあります。
「血圧が下がるといっても持続性がない方法も多いです。
私が実践している方法なら薬と同程度に血圧を下げることができます。」
そう豪語するのは千葉県聖光ヶ丘病院の顧問 渡辺先生です。
32年間にわたり入浴以外は血圧計をつけっぱなしにして毎日の血圧データを集計しています。
血圧を下げることができる食べ物・飲み物・生活習慣などを自分の体で研究し、その方法をまとめた数々の書籍も出版している血圧の専門医です。
人呼んで「ミスター血圧」。
渡辺先生に自らの経験に基づいた新常識を教えていただきます。
血圧が下がるオススメ生活習慣 食べ物編
実は血圧を下げるといわれている食べ物でも食べる時間帯でその効果が大きく変わることはわかりました。
お酢
お酢は一般的に血圧を下げる効果が期待できますが、実は摂る時間帯で大きく効果が変わります。
お酢を飲んで最も血圧が下がる時間帯が人によってまったく異なることがわかりました。
血圧が下がるといわれる食材で効果が出る摂取のベストタイミングは生活習慣や環境などによって個人差があることを新たに見つけたのです。
つまり これまで血圧を下げるといわれる食材を摂ってもあまり効果がなかった人も時間を変えることで改善される場合があります。
簡単で美味しくお酢が摂れる方法
健康に良いといわれるお酢の分量は1日に大さじ一杯です。
どうすれば効率よく摂れるのでしょうか?
そこで管理栄養士の安中先生に簡単で美味しくお酢が摂れる方法を教えていただきましょう。
酸っぱいものが苦手な方にとってお酢大さじ一杯は意外と量があるものです。
なので一気に摂ろうと無理をせず、いろんなお料理にちょい足しするのがオススメです。
ヨーグルト+酢
意外にもオススメなのが朝のヨーグルトにお酢をちょい足しすることです。
酢の酸味が和らぎ、苦手な人でも気にせず食べられるようになります。
卵+酢
実はオムレツや卵焼きなど卵料理にお酢を入れるのがオススメです。
卵2個に対して小さじ1杯のお酢を入れます。
塩を使わなくてもお酢だけで十分美味しくなります。
あとはいつもの通り焼き上げればOK。
酸味が薄れ、さらにお酢の効果でふんわり食感になります。
レモン
レモン果汁を大さじ一杯飲むことによって、その日一日の血圧が下がることがわかりました。
実はレモンは夏が旬と思いきや冬が旬なのです。
渡辺先生の研究によると、血圧が高めの人に市販のレモン果汁大さじ1杯を2ヶ月間毎日摂ってもらったら上の血圧の1週間の平均値が 8.6mmHg も低下したそうです。
レモン果汁を使った飲み物
安中先生にレモン果汁を使ったオススメな飲み物を教えていただきましょう。
レモン果汁はこちらの豆乳と合わせることでヨーグルト風ドリンクになり、独特の豆臭さも控えられて飲みやすくなります。
豆乳には体の中の塩分を排出する作用があるカリウムが豊富です。
さらにメープルシロップも足します。
メープルシロップにもカリウムが多く含まれています。
レモン果汁・豆乳・メープルシロップを合わせることで血圧を下げる効果がより期待できます。
これは長く置いておくと分離してしまうので飲む直前に合わせるのがオススメです。
血圧が下がるオススメ生活習慣 姿勢編
血圧は誰でも1日の中で変動しています。
要因の1つが日常生活の中で知らず知らずのうちに血圧を上げる姿勢をとってしまっているためです。
中でも血圧上げてしまう姿勢が猫背です。
猫背が続くと呼吸が浅くなり内臓が圧迫されて血圧が上がってしまいます。
実は座りっぱなしはあまりよくありません。
姿勢によっては大腿部やお尻の太い血管が圧迫されて血流が悪くなり、血圧が上がってしまいます。
1日中診察室で座って患者さんを診ている渡辺先生は普段偉そうに座り直すことで血圧が上がることを予防しています。
背もたれにもたれることで血流が良くなり血圧を落ち着かせてくれるそうです。
血圧が下がるおすすめ生活習慣 外食編
普段から減塩食を実践してる方でも外食しなければいけない時があると思います。
そういうときにオススメの食べ物がざる蕎麦です。
蕎麦粉に含まれる「ルチン」には毛細血管を修復して血液の流れをスムーズにする作用があり、血圧を安定させるといわれています。
さらに塩分量を比較してみてもうどんより蕎麦の方が少ないです。
渡辺先生はつゆをつけるのも最小限。
蕎麦そのものの味が楽しめるそうです。
温かいそばの場合どうしても塩分が多い汁も一緒に飲んでしまうので血圧が気になるなら冷たいざる蕎麦を選ぶのがオススメです。
寒くてかけそばが食べたいときはとろろをトッピングしてください。
とろろにはカリウムが豊富に含まれており、カリウムが塩分を追い出す働きがありますのでオススメしています。
「でも、やっぱり天ぷらも食べたい」
そんな人には春菊がオススメです。
衣には塩分が含まれますが、春菊はカリウムが豊富なのでとろろと同じような効果が期待できます。
カリウムは野菜ならほうれん草・小松菜・里芋、果物ならバナナ・桃などに多く含まれています。
塩分が多めのメニューを食べるときには意識して摂ると良いそうです。
血圧が下がるおすすめ生活習慣 パンパン法
仕事の合間やテレビ見ながらでも足のふくらはぎをパンパンするだけでも血圧を下げる効果が期待できます。
両方の手のひらでふくらはぎの下の方から上の方にパンパンと叩いていきます。
これは私(渡辺先生)が考案した「ふくらはぎパンパン法」といいまして体がポカポカして血圧も下がっていきます。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど大切な体の部位です。
手のひらや拳で横から裏側にかけてまんべんなく叩きましょう。
片足5分程度で血流が良くなり血圧も下がります。
まとめ
- レモン果汁を大さじ1杯
- 時々偉そうに座り直す
- 蕎麦のルチンで血圧を安定させる
- 蕎麦のトッピングにはとろろや春菊
- ふくらはぎをパンパン
どんどん血圧が下がるオススメ生活習慣、皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
あとがき
血圧を下げる食材を摂っても人に時間帯で人によって効果が異なると知って驚きました。
人によって異なるので自分に合った時間帯を見つける必要があります。
渡辺先生みたいに常に血圧計をつけっぱなしにするのは不可能です。
そもそも血圧計を持っていないので買うことから始めないといけません。
毎日血圧を計るだけで医療費が1200万円以上も節約できるそうですし、血圧計を購入しようか考えています。
三日坊主で終わりそうなので悩ましい…

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