なぜメリーゴーランドは馬が回っているの?『チコちゃんに叱られる』

2021/1/15放送『チコちゃんに叱られる』
島崎和歌子さんと山田裕貴さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜメリーゴーランドは馬が回っているの?」

やり試合の練習をするため

詳しく教えてくださるのは、遊園地の歴史などに詳しい大阪府立大学の橋爪紳也 特別教授です。

17世紀のフランスで馬上槍試合が行われていた

日本でも馴染みのあるメリーゴーランドの原型は、17世紀のフランスである競技の練習用に発明されたとえ考えられています。
その競技とは、馬の上で槍を持って戦う「馬上槍試合」です。

「馬上槍試合」とは、中世ヨーロッパで行われていた貴族たちのスポーツです。
甲冑姿で馬にまたがり、槍や剣の技術を競い合いました。

「一騎打ち」や「団体戦」などの種目があり、現在でもお祭りとしてヨーロッパ各地で開催されています。
その長い歴史の中で戦い方やルールも様々な変化を遂げていきました。

メリーゴーランドは練習用に発明された

「馬上槍試合」の中でも16〜17世紀にフランスで流行したのが馬に乗ったまま走り抜けて柱に付けられたリングに槍を引っ掛けてさらい取るというゲームでした。

メリーゴーランドはリングを取る技術を高めるために繰り返す練習できる装置として発明されたものです。
効率的でよりリアルな練習をするために木馬がつけられたと考えられています。

貴族の遊びへと発展し、庶民に大人気の遊具になった

練習の機械を貴族の庭園に置いたことで、試合をしない関係ない人たちも「乗ってみたい」と遊び始めたのではないかと思います。

槍試合の練習器具は貴族たちによってリングを取る遊びへと発展しました。
当時は電気がないため、中央の柱につけられた棒をして人力で回していました。

そしてこれが地元のお祭りなどに登場すると、貴族の気分を味わえると庶民の間で大人気になりました。
やがて電球で飾られ音楽が流れるようになり、現在のメリーゴーランドに近づいていきます。

日本では1918年に浅草木馬館でメリーゴーラウンドが初めて常設されました。
さらに、20世紀初頭にドイツで作られた日本最古のメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」はとしまえんで多くの人々に愛されました。

あとがき

メリーゴーラウンドは槍試合の練習のために開発された機械だったのですね。
今の姿からはとても考えられません。

ジェットコースターに乗れない幼児たちのための遊具だと思っていました。
メリーゴーランドのどこかにリングがついていたら面白いですね。

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