2019年10月3日
イライラするの「イラ」ってなに?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/20放送の『チコちゃんに叱られる』
橋本マナミさん、ムロツヨシさんをゲストに迎えています。
チコちゃん「イライラするの『イラ』ってなに?」
トゲ
詳しく教えてくださるのは日本語に関する研究をしている明治大学の小野正弘教授です。
「イラ」はイラクサからきている
イラという言葉は古くからある言葉で、植物のトゲのことをいいます。
イライラはイラを二つ重ねたわけなのでトゲがいっぱい出てる様をいいます。
実はイラクサという植物があります。
葉っぱの裏にトゲがいっぱい出ているのでイラクサというわけです。
イラクサは日本のどこにでも生えている多年生植物であり、その特徴は茎にトゲ、葉の裏にもトゲがあります。
小さなトゲが肌に触れたりすると不快になり、イライラしますよね。
そういったところから、その不快になるということをイライラするというようになったと考えています。
平安時代から「イラ」と呼ばれていた
平安時代に書かれた現存する日本最古の百科事典『秒和名類聚抄』には、たしかに草のトゲのことを「イラ」というと書かれています。
さらに明治の文豪夏目漱石も名作『草枕』の中で「棘に手を触れてみると、いらいらと指をさす」とトゲに刺さって不快な様子をイライラと表現しています。
今でも全国にそのトゲのことをイラと言う人はいます。
あとがき
イライラは単なる擬態音であり、元となる言葉なんてないと思っていました。
しかし、イラクサからきているとは!しかも「イラ」がトゲを指すなんてね。
そういえば漫画でイライラした人のセリフは吹き出しにトゲがついていますね。
漫画家はちゃんと意味を知っていてトゲを描いたのでしょうか?

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