【韓流ドラマ】『ミスター・サンシャイン』感想 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

【韓流ドラマ】『ミスター・サンシャイン』感想

Netflexで配信されている韓流ドラマです。
『太陽の末裔』、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』に続き、監督のイ・ウンボクと脚本のキム・ウンスクがタッグを組んだ作品です。

朝鮮国を守るために戦い続けた1人の女性と、そんな彼女を守ろうとした3人の男性を描くストーリでした。

主演

ユジン:イ・ビョンホン
コ・エイシン:キム・テリ

登場人物

ユジン

奴婢として生まれた主人公ユジンは使える主人のもと両親と共に働いていました。

ある日主人の企みにより身に覚えのない罪をかぶせあられたユジンの父親は見せしめの処罰として叩き殺され、息子までも殺そうとしました。

母親は息子であるユジンを助けるために妊娠中である息子嫁を人質にしてユジンをその場から立ち去るように言いました。
命からがら逃げ出したユジンは、牧師である米国人に助けを求め、共に米国へ行くことにしたのです。

あれから数十年。
米軍の大佐となったユジンは任務をうけて、自ら捨てた国朝鮮へと戻ってきます。

そこからスートリーが始まります。

コ・エイシン

両班の孫娘として恵まれながらも世の流れに興味を持ち、学堂に通いたがるエイシン。
彼女の両親は義兵として活躍し、仲間に裏切られて無限の死を遂げたのだが、彼女がそれを知るのは終盤あたり。

彼女はとにかく祖国である朝鮮国をアメリカやロシア、特に日本から守りたいと強く思っており、銃の取り扱いや戦い方を師匠から教わり、そこんじょらの男性には負けない腕前の持ち主です。
恋を知らない彼女が、米軍であるユジンと出会い、恋に落ち、身分の差に苦しみ、愛国心と男性への愛に揺れながらそれでもなお一番険しく苦しい道を選ぶ、とても果敢な女性です。

ク・ドンメ

奴婢より身分が低い白丁(ペクチョン)として生まれた彼は幼い頃に母親に家を追い出されて朝鮮国に追われ、日本に逃げ込んで武士となって朝鮮を牛耳る立場となって帰ってきました。
幼い頃に逃げる途中に縁があってエイシンに命を助けられますが、両班の孫娘として苦労を知らずぬくぬくと育った少女に対し、彼は憎しみを抱き彼女に鋭い言葉で傷つけてしまいます。

そんな過去が大人になってもお互いの心にトゲが刺さっており、互いに反発し合います。
しかし、ドンメはエイシンに密かに慕っています。
ドンメは彼にしかできない方法で彼女を守ろうと奮闘する。

キム・ヒソン

親日家であり、王様の次に力を持つヤンパンの孫息子として育ったヒソン。
両班の後継として祖父から父から母から期待されて手にかけて育てられました。

この両班の主人こそがユジンと両親がかつて仕えていた人物であり、両親を殺してユジンの人生を狂わせた当人であり、ユジンの復讐の対象人物でした。

ヒソンはエイシンの婚約者でしたが、それがユジンがエイシンに近づこうとした原因でした。
ユジンはヒソンから婚約者を奪うことが復讐になると考えたのですが、いつしか彼女を本気で愛するようになるのです。

さて、ヒソンは後継者として大事に大事に育てられ、人懐っこく明るく振る舞う人であったため、周りからは苦労知らずのドラ息子と噂されていました。
しかし、彼は優しい心の持ち主であり、祖父が父が権力をかざして弱者が傷付けられることに非常に心苦しく思っていたのです。

ユジンはそんな彼を知れば知るほど復讐心が薄れていき、最後には同じ目的のために手を取り合う仲となります。

あとがき

日本軍が朝鮮人にしたひどいシーンがあります。
これはきっと事実のほんの一部でしょう。実際はもっとひどかったと思います。

森隆という天皇の次に力を持つ一家の人であり、朝鮮にいる日本人で一番偉い人と書いてありました。
しかしそんな人物聞いたことがありません。
単なるフィクションなのか、ただ私が歴史に疎いだけか、はたまた日本政府が事実を伏せたか…?

天皇を敬い、忠誠を誓い、忠実に戦争を行う日本人。
朝鮮を見限り、王様を見限り、それでもなお祖国を守ろうとする朝鮮人。

日本人はある種の洗脳で愛国心を育てられ、マシーンのように命令に忠実な軍人が育ったが、朝鮮人は忠実に王様に従うばかりの人ではなかったようです。(ドラマだけの話?)

このドラマを見ていて感じたことは、天皇や王様等、絶対的な存在がある国よりも、アメリカのような目の前にいる人間を尊重するような、その行為や実績を讃えるような国に所属する人間のほうがずっと幸せにみえました。

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