なぜ恐竜はいない?『チコちゃんに叱られる』

2019/8/30放送の『チコちゃんに叱られる』。
木村文乃さん、ザキヤマさんをゲストに迎えています。

今日のチコちゃんからの質問はコチラ。

チコちゃん「なぜ恐竜はいない?」

恐竜はいる

詳しく教えてくださるのがいない代表する恐竜学者の北海道大学総合博物館 小林快次教授です。

鳥は恐竜

結構多くの人は恐竜は昔に絶滅したと思っていますが、実は違うんです。
恐竜は今でも生きています。
恐竜は皆さんの身近なところにたくさんいます。しかもたくさん。

今でも生きている恐竜というのが、実は「鳥」です。
カラスとかスズメ、皆さんが家で飼ってるインコなんかも実は恐竜なのです。
恐竜と関係ないと思うかもしれませんが、私たちにもなじみ深い生き物である鳥すべてが恐竜だと小林先生はいうのです。

生命の進化

そこには、生命の進化の歴史が深く関係しています。
生命の進化というと少し難しく聞こえるんですけども、例えて言うと1本の木がどんどん生えながら入れながら枝分かれしていく様子っていうのに置き換えてもらうとわかりやすいと思います。

私たち人間を含む脊椎動物は進化の過程で枝わかれを繰り返すことで、現在のようにたくさんの種類に分かれていきました。
爬虫類」という枝がさらに伸びて枝分かれしていったその先に「恐竜」というものがいるんですね。

そして、この恐竜の枝はさらに二股に分かれます。
一方は「鳥盤類」という枝になり、ステゴサウルスやトリケラトプスなどが含まれています。

そしてもう一方の枝は「竜盤類」
こちら側にはティラノサウルスなどの有名な恐竜に加え、なんと鳥がいるのです。

意外にも鳥盤類ではなく竜盤類に鳥は含まれています。
「恐竜」から先、二股に枝分かれた部分も含めて全て「恐竜」と呼びます。
つまり鳥は分類上、現存する恐竜そのものだということです。

プテラノドンと鳥は別物

プテラノドンと鳥は空を飛ぶ点で似ていますが、実は別物です。
プテラノドンは『翼竜』という、爬虫類から恐竜に進化する以前に枝わかれした存在なので翼竜は恐竜とは呼びません。
あくまでも恐竜は鳥を含む恐竜より先に枝分かれした生き物のことなのです。

そしてこの恐竜に該当する生き物にはある共通点があります。

それはずばり足の生え方です。
ワニなどの恐竜以外の爬虫類の多くは身体から横向きに足が生えてますけれども、鳥を含めた恐竜の仲間というのは体に対して足が下向きに生えているという共通点があります。

さらに鳥には羽毛が生えていますが、ティラノサウルスの仲間にユウティラヌスという中国の恐竜がいるんですけども、その化石には羽毛が生えていた跡がありました。
なので、その仲間のティラノサウルスにも羽毛が入っているんじゃないかという研究者も多いですね。

1990年代、このように羽毛の入った恐竜の化石が数多く発見されたことで、多くの共通点を持つ鳥が恐竜であるという考え方が一般的になったのです。

なぜ鳥だけ絶滅せずに生き残った?

いろんな説がありますが、今から6600万年前に地球に大きな隕石が衝突して植物は枯れてそれを食べていた動物たちも死んでしまいます。
恐竜はその環境が変化に耐えられずに絶滅してしまうんですね。

しかし、鳥類は環境の変化に耐えることができたので生き延びたのです。
実は鳥は恐竜時代にはすでに生息しており、その証拠に当時の地層から多くの化石が発見されています。

つまり鳥は他の恐竜と異なり、大規模な環境変化を耐え抜いたということです。

なぜ鳥は環境変化に耐えられた?

その点に関してはいろんな研究者がいろんな研究をしているのでまだ今のところは結論は出てないんです。

いまだに多くの謎を抱えてはいるものの、鳥類はほとんどの恐竜が絶滅した天災を乗り越えて現在まで繁栄してきた正真正銘の恐竜ということなのです。

この恐竜が絶滅してしまった世界に生きる人間として、我々も感謝だけは忘れずに生きていきたいものです。

所感

鳥が恐竜ですと言われてもピンときませんでしたが、足の生え方が同じと聞いてなるほどと思いました。
そう思いかけた時、翼竜の足の生え方も似たようなもんじゃない?と思ったのですが、ネットでよくよく見てみたらティラノサウルスや鳥は胴体の腹辺りから足が下に生えているに対し、翼竜は胴体の下から足が生えているように見えます。

似ているように見えて体の構造が違う、すなわち生命の進化が分かれているということなんですね。
奥が深い…。

子供の頃に恐竜の博物館に行ったことがありますが、ただ「でかーい!」「すごーい!」としか思わないアホな子供でしたので特に何も学ばず活かせず…。
もう一度恐竜の博物館に行ってじっくりと観察してみたくなりました。

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