心疾患や脳血管疾患を予防!血管を柔らかくする健康鍋『世界一受けたい授業』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

心疾患や脳血管疾患を予防!血管を柔らかくする健康鍋『世界一受けたい授業』

2020/1/25放送『世界一受けたい授業』
血管を柔らかくする健康鍋


寒さがこたえる今の時期、体を芯からポカポカに温めてくれる鍋。
実は、鍋は血管病の予防に大きな効果があります。

そう教えてくれるのは、栄養士の佐藤秀美先生です。

日本人の死因で2番目に多い心筋梗塞などの「心疾患」や4位の「脳血管疾患」はいずれも硬くなった血管が詰まったり破裂することで起きてしまう病気です。

話題の本 血管に良い『健康鍋』を監修した島田先生によると、お鍋料理は食物繊維とタンパク質がたっぷり摂れて血管が硬くなるのを抑えられる最高の治療薬です。

若いうちから食事に気をつけないと血管は硬くなります。
今夜は話題の発行鍋や大根おろしたっぷりのみぞれ鍋など最高に美味しくて健康になれる鍋料理の作り方を伝授します。

野菜を煮るとボリュームが減るので鍋にするといろいろな野菜をたっぷり食べられるのでオススメです。

血管を硬くする原因「ストレス」

血管を硬くする大きな原因の1つは「ストレス」です。
たとえば暖かいところから寒いところに移動して「寒い」と感じるだけでストレスになります。
人はストレスを受けると体内で活性酸素が発生します。

活性酸素を抑えるにはトマトを加熱して食べるのが効果的です。
トマトに豊富なリコピンが血管に良くない活性酸素の働きを抑えてくれます。

しかも加熱すると吸収力が3~4倍ほどアップします。
そこで、私のオススメがトマトを発酵させた今 人気の発行鍋です。
同じく発酵食品のチーズも使い、発酵トマトチーズ鍋を考えました。

発酵トマトチーズ鍋の作り方

発酵トマトの作り方

トマトを発酵させるのはとても簡単です。

  1. トマトおよそ500gの中玉を4個用意する
  2. 1センチほどの大きさに角切り
  3. 瓶の中にトマトを全部入れる
  4. トマトの量の1%の塩5gを入れる
  5. よく混ぜたら蓋をして常温で冬は2(夏は1日)置く

トマトから小さな泡が出てきたら発酵終了です。
あとは冷蔵庫で保存すれば2週間ほど待ちます。

発酵トマトチーズ鍋の作り方

  • 発酵トマト
  • 鳥の胸肉
  • ビーンズ
  • ブロッコリー
  • 玉ねぎ
  • アボカド
  • チーズ

発酵トマトの他に抗酸化力が強い成分が豊富な鶏の胸肉や大豆製品で彩りも良いミックスビーンズを使います。
野菜も抗酸化力成分の多いブロッコリーと玉ねぎ、アボカドも使います。

アボカドにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは高血圧と動脈硬化の大敵である塩分を尿と一緒に外に出してくれる頼もしい味方です。

仕上げにチーズをたっぷりかけて完成です。
トマトを発行するときは塩を少々かけただけですが、トマト自身の旨味成分「グルタミン酸」というものが過熱される過程でうま味がすごく強まります。

青魚が血管を柔らかくする

イワシ・味・サバのような青魚をよく食べる人は血管が柔らかくなります。
若いうちから習慣づけた方がいいので、週3回は食べるようにしましょう。

血管を硬くなる原因「塩分の取りすぎ」

そもそも血管が硬くなる原因の1つが塩分の取りすぎです。
塩分を摂りすぎると濃度を保とうと血管が水分を余分に取り組むために血液の量が増えて圧がかかり、血管の内側の細胞を傷つけるのです。

高血圧になる上、余計な塩分は血管の壁に入り込み血管を硬くする原因にもなります。
硬くなった血管はある日突然破裂します。それが脳だと脳出血になります。

しかし青魚を食べれば血管を柔らかくしてくれるのです。

血管を硬くなる原因「脂質と糖質の取りすぎ」

血管が硬くなるもう1つの原因がお肉など脂質やご飯など糖質の摂り過ぎです。

太ることで悪玉と言われるLDLコレステロールが増えて傷ついた血管の細胞に入ります。
すると「プラーク」と呼ばれる出っ張りができて血管の内部が狭くなり、血栓などで止まってしまうのです。
脳の血管で詰まれば「脳梗塞」、心臓で詰まれば「心筋梗塞」になります。

青魚に含まれるEPAは血管を柔らかくして血栓ができにくくする働きもあります。

そこで私のオススメは中でも人気のサバ味噌煮缶を使った鍋「サバ味噌煮缶鍋」です。
魚をさばいて煮込まなくても手頃な価格で簡単に作れるのでオススメです。

サバ味噌煮缶鍋の作り方

  1. ベースには大豆製品の豆乳を使います。
  2. 塩分が少なくても物足りなさを感じさせないようにカレー粉を入れておきます。
  3. さらにビタミンと食物繊維が豊富なキャベツを敷き、小松菜やニンジンなどの野菜を並べます。さらに厚揚げや舞茸も入れておきます。

食物繊維は血糖値の上昇を抑えてくれる優れものです。

また、ベースの豆乳と厚揚げの大豆製品も血管にとって重要です。
大豆成分に含まれる豊富なたんぱく質は傷ついた細胞を補修する働きがあります
悪玉と言われるLDLコレステロールを減らす働きもあるので毎日食べてください。

さば味噌煮缶鍋は血管を柔らかくして悪玉コレステロールを減らしてくれます。

睡眠の質を高めてくれる「海鮮みぞれ鍋」の作り方

続いては睡眠の質を高めてくれる「海鮮みぞれ鍋」。

寝始めからから3時間の間に活躍するのが成長なホルモンです。
成長ホルモンは日常の活動で受けた様々なストレスによる血管のダメージを修復してくれます。

そこでアサリ・エビ・サケを使った「海鮮みぞれ鍋」がオススメです。
大根おろしでまるで雪景色のような美しさがあります。

アサリとサケに含まれる「ビタミンB12」には睡眠のリズムを整える栄養素があります。
エビに含まれる「グリシン」は睡眠改善に役立ちます。

食物繊維は白菜、大根、しいたけ、豆苗、長ネギを使います。
特に豆苗に豊富な「ビタミンB1」は精神を安定させる効果が期待できるのでオススメです。

大豆の栄養は木綿豆腐でしっかり摂りましょう。
栄養成分の「セリン」は睡眠改善の効果が期待できます。

しいたけには 三大うまみ成分の1つ「グルタミン酸」が含まれ、エビとアサリのうま味成分との相乗効果で美味しくなります。
是非ぽん酢をかけて食べてください。
塩分控えめでも物足りなさを感じさせません。

海鮮みぞれ鍋は睡眠の質を高め、血管を硬くする原因となるストレスを減らしてくれます。

あとがき

見たことも聞いたこともない鍋ばかりでした。
発酵トマトチーズ鍋、サバ味噌煮缶鍋、海鮮みぞれ鍋、どれも美味しそうでした。

今度の休みに作って食べてみたいです。

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