なぜお願いするとき上目使いするの?『チコちゃんに叱られる!』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

なぜお願いするとき上目使いするの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/5/29放送『チコちゃんに叱られる!』
榊原郁恵さん、ISSAさんをゲストに迎えています。


チコちゃん「なぜお願いするとき上目使いするの?」

赤ちゃんの顔に見えるから

詳しく教えてくださるのは、社会心理学や対人コミュニケーションを研究している北星学園大学学長の大坊郁夫先生です。
北海道への出張自粛の時期だったためテレビ電話でお答えいただきました。

上目使いすることで赤ちゃん顔に近く

上目使いにはどんなシチュエーションで使われているかを考えることが大事です。
上目使いをよく見る状況は人にお願いをするときですね。

状況の違いや個人差がありますが、上目使いををした方が可愛らしく見えたりお願いや意見が通りやすいといわれています。
それは上目使いをしたときの顔に秘密があります。

普通の顔と上目使いの顔を比べてみると、上目使いの顔は従来よりも

  • 目が大きくなる
  • 顎が細くなる
  • 顔のパーツが真ん中に集まる
  • 体が小さく見える

つまり、赤ちゃんの顔に近づきます。
一般的な赤ちゃんの顔には以下のような特徴があります。

  • 丸顔
  • 広いおでこ
  • 大きな目
  • 顔のパーツが中心にある など

これらの特徴を「ベビーシェマ」といい、上目使いの顔はこの特徴に近接しているのです。

上目使いは保護感情を揺さぶるテク

例えば、赤ちゃんや子供を見ると守ってあげたい、助けてあげたいっていう気持ちになりませんか。
それは「保護感情」といい、実は哺乳類全般に本能的に備わっている感情です。

人間などの哺乳類の赤ちゃんは「ベビーシェマ」の特徴により、かわいさを感じさせたり助けたくなったりさせる保護感情を生み出します
これにより生まれてすぐ1人では生きられない赤ちゃんも大人からの世話や保護を受けられるのです。

つまり、人は上目使いをして自分の印象を赤ちゃんに近づけることで相手の保護感情を揺さぶり、本能的に自分に有利な状況を作り出しているのです。

あとがき

たしかにお願いするときは目をうるうるさせて上目使いでお願いする人が多いですよね。
あれは本能的な行動だったんですね。

韓流ドラマが一番わかりやすいです。
妹が兄に何かをおねだりするときに最高に可愛い上目使いを使っています。
わたしもあんな風におねだりされたらなんでも買ってあげてしまいます。(おそるべし)

今後もし上目使いでおねだりされたら、「知ってた?上目使いは…」と今回知り得たウンチクを語って気を逸らせないかと企んでいます。

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