なんでポップコーンは膨らむの?『チコちゃんに叱られる!』

2019/7/19放送『チコちゃんに叱られる!』。
元宝塚歌劇団 月組トップスター真琴つばささん、芸人 みやぞんさんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なんでポップコーンは膨らむの?」

皮がめちゃくちゃ硬いから

詳しく教えてくださるのは食品を科学的に研究しているあいち産業科学技術総合センターの近藤哲也さん。

ポップコーンの原料はわたしたちが普段食べているトウモロコシとは品種が違う

実はポップコーンの原料になっているトウモロコシはわたしたちが普段食べているものとは品種が異なります。

わたしたちが普段食べているのは皮の柔らかい「スイートコーン種」と呼ばれるトウモロコシ。
甘くてみずみずしいのが特徴で茹でたり焼いたりして食べるのが一般的です。

ポップコーンに使われているトウモロコシは「爆裂種」という品種なんです。
スイートコーン種に比べて一回り小さなトウモロコシです。

皮の硬さがポップコーンを生み出した

ポップコーンの原料はこの爆裂種のトウモロコシを乾燥させたものです。
これを加熱すると膨らんでポップコーンになります。

ちなみに乾燥させたスイートコーンではいくら加熱しても膨らまず焦げてしまいます。
なぜ品種で、この差が生まれるのか?
その秘密は、皮の硬さにあるんです。

実際に硬さを測る装置で爆裂種の硬さを測定してみるとおよそ70。
この硬さは鰹節よりも硬く、なんとアサリの殻に匹敵するほどです。

なぜトウモロコシが膨らむの?

この爆裂種のトウモロコシ粉の内部にある成分が関係しています。

爆裂種のトウモロコシの内部は主に水分を含んだでんぷんで構成されています。
火にかけて熱することで、この水分が水蒸気に変化しようとし、それにより体積が膨張して外に広がろうとする圧力が働きます。

例えて言うとお餅が膨らんでいるときと同じ現象が起こっているのです。
お餅も、中の成分は主にでんぷんです。
焼くことによって内部の水分は温められ、水蒸気となり、風船のように膨らみます。

なぜ皮が硬いとポップコーンになるの?

お餅とトウモロコシには大きな違いがあります。

それはお餅はは硬い皮がないということです。
お餅の外側が柔らかく、温めると伸びるために膨張る力を吸収しながらゆっくりと膨らみ、早めに破裂します。

爆裂種のトウモロコシは非常に皮が固くお餅のようにゆっくりと膨らむことができないため、中の圧力が高まっていきます。
そして、この高い圧力に耐えられなくなった瞬間、トウモロコシの皮にひびが入り、中のでんぷんが一気に膨らむんです。

例えるなら、炭酸水をふってから蓋を開けると中身が一気に吹き出る。
あの現象と同じことが起きています。

炭酸水の蓋を開けたときのように、爆裂種の持つ硬いにひびが入った瞬間に閉じ込められた圧力が一気に解放され、中身が勢いよく飛び出して広がります。
これがポップコーンが膨らむ仕組みの正体なのです。

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