地図はなぜ北が上なの?『チコちゃんに叱られる』

2019/8/2放送の『チコちゃんに叱られる』。
潮田玲子さんと伊東四朗さんをゲストに迎えています。

普段私達が目にする地図はどれもこれも北が上です。

チコちゃん「なんで地図は北が上なの?」

北に奇跡の星があったから

詳しく教えてくださるのは、海洋学を専門とする東京海洋大学の副学長 庄司るり先生です。

地図は北が上だと便利

そもそも地図は使う人にとって便利であればそれでいいんですね。
つまり地図は北が上だと便利だったのです。

人類が北を上にして地図を作るようになったのは、大航海時代だと言われています。
大航海時代、海の上で方角を知る目印にしたのは、皆さんご存知の北極星でした。

陸上での移動であれば山とか川とかが目印になりますし、歩いているうちに誰か人に会って方角を聞いたりすることもできます。
ただ大海原に出てしまうと、道なんてありませんし、人に聞こうにも聞けません。

大航海時代より前は太陽を目印にしていたといいます。
しかし、太陽は時間とともに移動してしまい、夜には見えないので、大海原では方角を知る目印になりづらい。

そこで見つけたのが、北の方角に輝く奇跡の星、北極星だったのです。

北極星の奇跡

地軸の延長線上に北極星がある

北極星は偶然にも地軸の延長線上にあったため、地球が自転しても止まって見えます。

北の夜空をしばらく撮影した映像をみてみると、周りの星は円を描くように移動して見えますが、北極星だけはその中心で移動だにしていません。

地軸の延長線上が真北

偶然にも、地軸の延長線上が真北を向いていたということ。
動かない目印が北にあるという偶然がぴったりと一致して奇跡が起きていたのです。

さらに、北極星は地球から430光年も離れているため、地球の公転による誤差が小さく、どの季節でも同じ位置に見えます。

奇跡の星に合わせて地図は作られた

この北極星があるからこそ、地図は北を上にするのが便利だと先生はおっしゃいます。
北が上の地図があれば、地図の上を北極星に合わせることで自分の行きたい方向がわかるということもあります。

例えば東に行きたいのに方角がわからないとき、地図の上を北極星に合わせることで右側が東だと方角がわかります。
だから地図は北を上にすると便利だったのです。

南を上にした地図もある

北が上の地図が広がってきましたが、近年では違う地図も出てきています。
北が上の地図に反発した南半球のオーストラリア人が1970年代に独自の地図、南が上の地図を作りました。

2,000年後に北極星が変わる?!

北を決めるときに重要な北極星ですが、地球の地軸はおよそ2万5,800年という周期で微妙にずれているそうです。

今の北極星は「こぐま座アルファ星」、別名「ポラリス」というんですが、およそ2,000年後には「エライ」という名の星が北極星になるそうです。

ということで、地図は北が上なのは奇跡の星があったからでした。

所感

地図で北が上なのは、北半球だけだと思いました。
つまり、北半球の人は北が上の地図を使い、南半球の人は南が北の地図を使っているものだと思っていました。
というか、学校で先生に習ったのです。「南半球に住んでいる人の地図は南が上なんだよ」と。(騙された)

そういえばアルゼンチンに行った時に文具屋さんによって地図を買おうとしましたが、普通に北が上の地図しか置いていなくてがっかりした記憶があります。
南が上の地図はオーストラリアだけだったんですね…。

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