地震対策の新常識!あなたの常識はもう古い?!『ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~』

2019/8/7放送のTV番組『ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜』。
テーマは「防災の新常識」です。


今年9月、新潟で起きた震度6強の地震を覚えている方も多いのでしょう。
今年に入ってから日本で起こった地震の回数は約1000回。
しかも震度5以上は、7月までに6回も起こっているんです。

さらに、日本政府の発表では、マグニチュード8以上の地震が30年以内に起きる可能性が80%!
年々高まっている防災意識。あなたは大丈夫ですか?

防災に関する著書を多数執筆した災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんはこう警告します。

「地震対策は今と昔は変わってきています」

地震が起こったときの対処方法は昔からいろいろと言われてきました。
しかし皆さんが子供の頃に受けた防災訓練は、実はもう古いんです。

地震直後にブレーカーを落とす

例えばお昼ご飯の準備中に地震が起きた時。

昔は地震が起きたら火を消せというのが常識でしたが、今はそれよりも先にブレーカーを落とした方が良いです。
揺れる中慌てて火を止めをとすると火傷をしたりして危険です。

97年以降に製造された全てのガスメーターには震度6以上の揺れで停止するシステムがついてます。
ほとんどの家庭のガスメーターは大きな地震が来たら自動で止まります。

それよりも今はブレーカーを落とさない方が危険なんです。
その危険とは、「通電火災」

「通電火災」とは、停電の後に電気が再開された際に発生する火災のことです。
使用途中のアイロンが服に触れたりコードが傷いたりすると、電気が再開したときに発火してしまうケースが多いです。

実際、阪神淡路大震災での7000等近くの建物が焼失しました。その原因の多くが通電火災だったのです。
もちろん身を守ることが最優先ですが、地震直後は火を消すよりもブレーカーを落としましょう

地震が起きたら玄関に逃げろ

自宅で地震が起きたとき、以前は作りがしっかりしていて水もある風呂場に逃げろといわれていました。
しかし、その常識は今は違います。

新常識の避難場所は玄関です。
消防庁も推奨しています。

耐震性の低い昔の家屋では、壁や柱が多いトイレやお風呂が避難スペースとして考えていました。
現在は、耐震性が高く二次避難のしやすい玄関が避難場所として適しています。

さらに玄関は倒れてくるものが少ないので、リビングよりも危険性が低く、ドアも開けておけば閉じ込められることもありません。

地震が来たときは玄関に避難するのがソレマル。

煙を吸わないためにビニール袋を頭からかぶる

続いて、火災が起こったときの対処方法。
地震の二次災害で代表的なのが火災です。

中でも特に怖いのは、
煙を吸うと一酸化炭素中毒になってしまうため、細心の注意が必要です。

以前はハンカチで口を押さえるのが常識とされていました。
しかし、いまは違うんです。
いまは透明なビニール袋を頭からかぶります

ハンカチは一酸化炭素は防げません。
しかし空気の入ったビニール袋をかぶれば有毒なガスを吸わずに済み、目も開けられますのでより安全に避難できます。

近年では、ホテルや学校にも避難地としてビニール袋が置かれております。
避難訓練でもビニール袋をかぶることを指導しています。

やり方は簡単です。
綺麗な空気を袋に入れ、頭からかぶり、空気が漏れないよう、首の位置で握るだけです。
ただし、空気がもつのは数分なのでその間に避難するようにしましょう。

スーパーでは買い物カゴで頭を守る

続いては外で地震の起きた場合の対処方法。
例えばスーパーでの買い物中。

スーパーの中は背の高い棚から品物が落ちてくる可能性もあり危険です。
これまですぐに外に逃げるのが常識といわれていました。
その常識、いまは違います。

スーパーの中は陳列棚だらけで、逃げ場はありません。
そこで役立つのが買い物カゴです。
弾力性があって見た目よりかなり頑丈なのでヘルメット代わりになるため、落下物から頭を守ってくれます。

実際にスーパーのイオンでは買い物カゴを使った避難訓練も行われています。

スーパーで地震に遭遇したら、空の買い物カゴをかぶるのはソレマル。

備えの新常識

ここからは被害を少なくするための住まいに関する防災ソレマル新常識。

地震が起きた後に危険なのが散乱する家具や荷物です。
しかし、収納に一工夫して備えておけば、そんな危険もグッと減ります。

本棚

例えば、地震の揺れで飛び出してしまう本。
対策として滑り止めシートなどがあります。

実はこのシート、本の下に敷くよりも効果的な方法があるんです。
それは3 cm幅くらいにカットした滑り止めシートを本の手前に貼るだけ。

これは本棚を傾けるとシートに本の下側が引っかかり、棚の天井に本の上の角が引っかかるので飛び出さなくなるというものです。
ただし、本棚と本の間に隙間が広いと落ちてしまうので本のサイズにあった棚を選ぶことが大切です。

食器

さらに気をつけたいのは食器です。
地震の揺れで皿が飛び出し割れてしまうと、破片で怪我もしやすく危険です。

実は地震で崩れにくいお皿の積み方があります。
下から順に中大小で重ねるのです。

耐震研究会の保坂貴司さんによると、下から中大小が良い理由は、大皿を真ん中に置くことによって、中皿を抑える効果があります。
中大小で重ねた場合、真ん中の大きいサイズのお皿の重さで中サイズの皿の動きをを抑えます。
そのことで、大サイズを乗せた中サイズの皿が安定するんです。

皿を重ねるときは下から中大小ががソレマル。

キャスター付き家具

続いては、自由に動かせて使い勝手の良いキャスター付家具。

動かさないときは4箇所の足をロックしていますよね。
しかし、この常識いまは違います。

新常識では対角線上の2点をロックするのがソレマル。

対角線上で固定することによって地震などがあった場合の地震の力を小さくすることができます。
ロックされた2点が家具を支え、ロックされていない2点が揺れを吸収するため転倒のリスクを減らせるのだといいます。

キャスター付き家具は対角線上の2点をロックすると覚えておきましょう。

所感

本棚の滑り止めシートの使い方にショックを受けました。
頑張って棚の1面に合わせてカットして置いたのに…。たった3センチ、本の手前に貼るだけでよかったとは。。

気を取り直して、昔当たり前とされていた地震対策が今となっては間違いなんですね。
とはいえ、昭和に建てられた建物に住んでいる人(私もそうですが)は新常識ばかりに捉われず、自分にあった最適な避難方法を知っておくことが大切だと思いました。

古い家に住んでいる方は、まずガスメーターが97年以降に製造されたものかどうか確認しておきましょう。

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