月にウサギがいるのはなぜ?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/6放送の『チコちゃんに叱られる』
増田朋美さん、Hey!Say!Jampの八乙女光さんをゲストに迎えています。


チコちゃん「月にウサギがいるのはなぜ?」

ウサギは自分を犠牲にしてでも人を救おうとする美しい心の持ち主だったから

詳しく教えてくださるのは、曹洞宗宝林寺の住職 千葉浩二さんです。

ウサギはお釈迦様の前世の姿だった

月にウサギがいるというイメージは月の表面の模様がウサギの姿に見えることからそう思ってらっしゃる方も多いと思うんですが。実はその考え方は後付けなのです。

実はインドに元々あった「ジャータカ」という仏典のある深い物語が始まりと言われています。

「ジャータカ」とは、お釈迦様が悟りを開かれる以前に様々なお姿になって修行していたときの逸話を集めたもので、このウサギはお釈迦様の前世の姿と言われています。

インド昔話「月とウサギ」

昔々あるところにウサギと猿と犬とカワウソが4匹仲良く暮らしていました。ある満月の夜、みんなで腹ごしらえしようということになりました。

ウサギはみんなにこう言いました。
「大切な食べ物でも困っている人がいたら分け与える優しい心を忘れないようにね。」

そうしてサルは木からマンゴーを、犬は落ちていたい肉を、カワウソは川で魚をみつけました。
しかし、ウサギが見つけられたのはただの草だけでした。

「わたしにとっては大好物な草だけどきっと誰も草なんて食べたくないわよね」
ウサギは困りました。
「みんなに分け与える心を忘れないように」と自分が説いた誰からも喜ばれないのしか集められなかったのです。

そんなころ、猿のもとにお腹をすかせた修行僧が現れました。
「すみません。何か食べ物をくれませんか。」

猿はウサギの言葉を思い出し、持っていたマンゴーを全て差し出しました。
その後、修行僧は犬から肉を、カワウソから魚をもらい、最後にウサギのもとを訪ねました。
「何か食べ物をくれませんか。」

ウサギは答えました。
「もちろんです。では火をおこしてくださいますか?」

修行僧が木を集めて火を起こすとウサギはこう言いました。
「これから私はこの火の中に飛び込みます。私の体が焼けたらどうぞ召し上がってください。」

修行僧が引き留める間も無くウサギが火の中へ飛び込んでしまいました。
ところが、「あれ?火が全然暑くない」
ウサギが不思議に思ったその瞬間、「その火は偽物なのです。」

修行僧に光が差したかと思うと次の瞬間、そこに立っていたのはなんと仏教の神「帝釈天」でした。

「実は私は皆さんの心を試すために修行僧の姿になって天から降りてきたのです。
ウサギよ、あなたの自分の身を投げ出しても人を救おうとするその美しい心に私は大変感動しました。」

ウサギの行いに感動した帝釈天はこのことを後世にも伝えたいと思い、月にウサギの絵を書きました。
めでたしめでたし。

この物語が仏教の伝来とともに中国・日本へと伝わり、月の模様はウサギであるという言い伝えが定着していったのです。

ウサギがお餅をついていると言われるようになったのは日本に入ってから

では、ウサギが餅をついている姿だと言われているのはどうしてなんでしょうか?

あの姿が餅をついてる姿だというのは、実は日本に入ってからつけられたイメージだと考えられています。
日本にとって五穀豊穣のシンボルがということですし、お米で作ったものを神様に供物として差し出す風習がありましたから自然にそれが結びついていったものだと考えられます。

おまけ:ダジャレ説

でもってまた満月は望月っていいますよね。
ですから発音が似ているということで「望月」から「お餅つき」になったという説もあるんですよね。

所感

月にウサギがいるという考えは仏教からきているとは知りませんでした。

しかし、人を助けるために自分の身を焼いて捧げるなんて教えとしてはどうなんですかね?
誰かが自身を犠牲にして人を助けたとして、助けられた方はあまり良い気持ちはしないでしょう。
わたしなら何がなんでも生きて自分も人も助かる道を探したいです。

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