夏より怖い秋の虫!蚊・蜂・ネコノミ・セアカゴケグモ『世界一受けたい授業』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

夏より怖い秋の虫!蚊・蜂・ネコノミ・セアカゴケグモ『世界一受けたい授業』

2019/9/14放送の『世界一受けたい授業』。
怖い秋の虫をテーマに挙げられていました。

教えてくれるのは虫刺されのスペシャリスト夏秋正先生です。
これまで自分自身で50種類以上の虫におよそ300回刺されている方です。

蚊は9月に活発になる

蚊といえば夏の代名詞とも言えますが、実は9月こそ蚊の動きが活発になる時期です。
なぜなら、気温が30度よりも下がるから。

35℃以上の猛暑日になると蚊の活動が鈍るのですが、30度位つまり今の時期になると産卵を控えたメスが血を吸おうと活発になります。
たかが蚊と思われるかもしれませんが、蚊に刺されると日本脳炎やテング熱といった死に至る病気になる危険性もあります。

そこで欠かせないのが虫除けスプレー。
ただ吹きかけるだけでは村ができてしまうので手で塗りのばすのがポイントです。

虫除けスプレーがない時は足の裏を拭くと良い

虫除けスプレーがないときはアルコールで足の裏を拭くと蚊に刺されにくくなります。

足の裏には常在菌というある種のばい菌が元々住んでいますがアルコールで拭くことによって菌が作っている蚊を誘引するにおい物質を減らすことができると言われています。

秋に気をつけたい虫「蜂」

最も怖い虫はです。

スズメバチやアシナガバチなど蜂は9月が最も危険です。
なぜなら巣が一番大きくなり、巣を守ろうとして攻撃的になるのです。

攻撃する蜂はメスのみ。
実は働き蜂は全てメスです。

ハイキング等は白い服が鉄則

多くの蜂は黒色に向かってくる習性があります。
なので、ハイキングなどに行くなら白い服が鉄則です。
さらに帽子も被りましょう。

香水は絶対にダメ!

香水をつけることは絶対にしてはいけません。
香水の香料が蜂をすごく刺激してしまいます。

もし蜂に襲われてしまったら一目散に逃げて蜂のテリトリーから早く離れることがとても大事です。

蜂に刺された時の応急措置

もし蜂に刺されたら患部を冷やして安静にしましょう。ただし、過去に蜂に刺されたことがあればアナフィラキシーショックで死亡する危険もあります

アナフィラキシーショックとは、最初に刺されたときの蜂の毒を体が覚えて抗体という物質を作ります。
次に刺されたらその抗体によって全身に強いアレルギー症状が出ることをいいます。

その症状は息苦しくなったり、皮膚が痒くなったり、お腹が痛くなったりします。
時にはわずか5分で意識不明になり30分以内に死に至ることもあります。

そんなとき救急車の到着まで命を繋ぐのがアドレナリン自己注射器。
針を刺すことで、アドレナリンが体内に入り、症状の進行を一時的に抑えてくれるのです。

アドレナリン自己注射器をさす場所は太ももの外側と国際的に決まっています。
太ももが一番筋肉が発達しているので一番確実に筋肉内に注射ができます。
それともう一点は、太ももの外側には太い神経や血管が走っていないので、そういうところの損傷を避けることができます。

アドレナリン自己注射器というのはどこでも誰でも買えるようなものではありませんので、アドレナリン自己注射器が必要な方はアレルギー専門の先生にご相談していただいて処方していただくというのが必要になります。

秋に気をつけたい虫「ネコノミ」

猫に寄生するネコノミは6~9月ぐらいが活発に活動する時期です。
足元に飛びついてきて血を吸います。
だいたい血を吸われてから1~2日ぐらい経つと激しく痒くなるのが特徴です。

このネコノミは猫の体に卵を産みますが、すぐに地面に落下します。
幼虫は主に土の中で育ち、成虫になると帰省する猫を待ちます。
そのときに人が通るとその足に飛びついて血を吸うのです。

素足で歩く女性に被害が多く、ひどいときは水脹れになります。
庭や公園などを歩くときは靴や靴下、ズボンの裾に虫除けスプレーをして肌を露出させないようにしましょう。

秋に気をつけたい虫「セアカゴケグモ」

セアカゴケグモは街中で被害に遭う可能性がある非常に危険な虫です。

噛まれたときは大したことがなくても神経毒のの作用で痛みが徐々に強くなり、汗が出てきたり動機や血圧向上等いろんな症状が出てくるのが特徴です。
非常に症状が重い場合は入院を1週間ぐらいしていただくこともあります。

もともとオーストラリアにいた蜘蛛ですが、今や日本中にいます。
野山よりも都会に多く、排水溝やブロックの中に住んでいます。

セアカゴケグモに噛まれた時にやるべきこと

セアカゴケグモに噛まれたときまず最初にすべきことは携帯電話で虫を撮ることです。

セアカゴケグモに噛まれたからといって一刻も早くこれをしなきゃいけないっていう応急処置はありません。
冷やすぐらいです。

それよりも何に噛まれたのかということを記録しておくことが非常に大事です。
そうしないと医療機関で何に噛まれまたかわからないと困ります。
もし写真があれば、対処法が決まってきます。

セアカゴケグモに噛まれた時にやってはいけないこと

毒が全身に回らないようにタオルや紐で縛る…
これは普通にやってはいけない行為です。

毒が局所にとどまり、症状が逆に重くなる可能性があるので縛ってはいけないというふうにいわれています。

所感

確かに蚊は真夏のイメージがありましたが、9月、涼しくなってきた頃に蚊に食われる回数が増えました。腹が立ちます。
夏が終わったからと油断していましたが、9月に活発になるなんて知りませんでした!
いつも以上に虫除けスプレーをかけよう思いました!!!!

ネコノミやセアカゴケグモは普通に街中にあるなんて知りませんでした。
迂闊に肌を出せませんね。
それにしても、半袖半ズボンで肌の露出面積が広い子供達はなぜネコノミにかからないのだろう?不思議ですね。

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