主治医が教える!今だからこそ知りたい新型コロナウイルスの疑問 Part2『主治医が見つかる診療所』

2020/5/21放送『主治医が見つかる診療所』


今だからこそ聞きたい新型コロナウイルスの疑問に6人の番組主治医がそれぞれ専門とする視点から回答します。
前回に続き、視聴者が今気になっている新型コロナウイルスの疑問に番組主治医主事がそれぞれ専門とする視点から一歩突っ込んでお答えします。

1次防御として重要な鼻や喉の粘膜

新型コロナウイルス等の粘膜に関しての大切な情報を姫野先生にお伺いしたいと思います。

1次防御としてとても重要なのが喉や鼻の粘膜の免疫です。

粘膜の部分でウイルスや細菌を防御するためには抗体を作るための栄養素を摂ることが大切です。
この抗体を作るために重要なのはグルタミンの元になるたんぱく質、そしてビタミンAです。

さらに、粘膜には抗菌ペプチドを出しています。
この抗菌ペプチドは菌と書いてありますが、ウイルスにもある程度攻撃的に働きます。
抗菌ペプチドを増殖させるにはビタミンDを摂るが大切です。

ビタミンDを摂ることの重要性

ビタミンDを摂ることの重要性については、整形外科専門の南雲先生からも情報があります。

実際にビタミンDの足りない方の乳ガンの死亡率が1.7倍です。
ところがビタミンDが十分に足りていれば、乳ガンの死亡率が下がるという学術的なデータがあります。

なので、前に積極的にビタミンDを採っていただきたいと思います。

体内で抗体ができたとしてもずっと効果があるかわからない

免疫と抗体についての最新情報です。
免疫の病気であるリウマチのスペシャリストでいらっしゃる中山先生にお伺いします。

そもそも免疫というのは、自分と自分でないものを区別をし、ウイルスや細菌のような自分でないものが体に入ってくることを防ぐ自己防御システムです。
ウイルスなどの異物が入ってくると、これをやっつけるために抗体という手裏剣のようなものを免疫細胞が作って攻撃します。

一般的にウイルスはよく変異をするものです。
新型コロナウイルスもこれからさらに変異する虞もあります。

1度抗体ができたとしてもウィルスの形が変わってしまうことによって今の抗体がずっと効果があるかどうかというのはまたわかりません。

いま私たちにできることは普段から免疫を落とさないようにすることです。
今回の感染の拡大を契機に意識して生活していただくことが大切です。

除菌・抗菌に抗ウイルス作用があるとは限らない

新型コロナウイルスと除菌・抗菌について石川先生にお伺いしたいと思います。

多くの方が誤解していますが、そもそも細菌とウイルスは全く別物です。
細菌は細胞があって栄養を取りながらエネルギーを産生して細胞分裂をして増えていきます。

ウイルスは細胞がないので栄養を取って増えるということはありません。
どうやって増えていくかというと、私たちの細胞に入ってきて自分の遺伝子をコピーさせて増えていくのです。

なので除菌や抗菌という商品がたくさんありますが、抗ウイルス作用があるとは限りません。

商品を買うとしたらラベルに「抗ウイルス作用」と書いてあれば良いです。
例えば「アルコール70%以上」「次亜塩素酸ナトリウム」という言葉が書いてあればウイルスにも効くと思うのでそういったものを選んで欲しいです。

いろんなものが売っていますが、わたし(石川先生)の意見としてはシンプルに消毒用のアルコールを使うことが一番良いと思います。

確かに今アルコールの消毒が品切れ状態ですが、そういうときは家庭にある塩素系の漂白剤を薄めて使えば良いです。
厚生労働省は食器や手すり、ドアノブなどの身近なものは市販の塩素系の漂白剤を0.05%に薄めて拭くと消毒ができると呼びかけています。

作る際には手につかないよう手袋をつけてしっかり換気を行うなど忘れずにしましょう。

あとがき

除菌・抗菌は有効だと思っていただけにかなりショックを受けました。
幸か不幸か、買いたくても品切れ状態が続いて結局変えていないまま今に至ります。

実は除菌・抗菌とかアルコール用消毒とか意識していませんでした。
反省して今後まだ新型コロナウイルスが収束しないようであれば消毒用アルコールだけを買おうと思います。

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