実は隠れ睡眠呼吸障害かもしれない?!セルフチェックと改善方法『この差って何ですか?』

テレビ番組『この差って何ですか?』で「隠れ睡眠呼吸障害」が紹介されました。
初めて聞く名前です。
睡眠時の呼吸障害といえば、寝てているときに呼吸が止まったという「睡眠時無呼吸症候群」がありますよね。
しかし、近年は「睡眠時無呼吸症候群」ではない別の呼吸障害が増えています。
それが「隠れ睡眠呼吸障害」です。
それは一体どうのような障害でしょうか。
隠れ睡眠呼吸障害とは
日本オリンピック委員会強化スタッフも務める内科医でスポーツドクターの栗原隆先生が説明されていました。
「隠れ睡眠呼吸障害」の原因は首の前の筋肉の硬直です。
長い時間にパソコンやスマホを操作していると首の前の筋肉を全く動かさない状態が続きます。
そうすると血流が滞ってしまい、筋肉に栄養がいかないような状態になってしまいます。
こうしてだんだん筋肉が凝り固まってくるという状態です。
人は呼吸するときに主に首の場合の筋肉を使って肋骨を広げたり戻したりすることで呼吸しています。
もし首の前の筋肉が凝り固まってしまうと、肋骨を広げにくくなり、呼吸がしにくくなってしまいます。
そうすると、うまく呼吸できないと補うために背中やお腹周り、本来呼吸に使わない筋肉を使って息を吸おうとするので、いくら寝ても疲れが取れないといった弊害が起きてきます。
隠れ睡眠呼吸障害の人はどれぐらいいる?
呼吸機能の検査とかするとだいたい4人に1人ぐらいの方は息が吸いづらいですとか症状を訴えられる方がいらっしゃいます。
隠れ睡眠呼吸障害を放っておくと、体に酸素が十分行き渡らないため、酸素不足で心臓に負担がかかっています。
そのため心筋梗塞等深刻な病気に発展する可能性もあります。
自宅で簡単にできる!「隠れ睡眠呼吸障害」セルフチェック
「隠れ睡眠呼吸障害」は寝ているときだけの問題ではありません。
首の前の筋肉が凝り固まって進行してしまうと、起きた状態でも呼吸が浅くなってしまいます。
その結果、日常生活の中でも酸素が取り込めなくなって人によって目まいや頭痛を自覚しやすくなってきます。
「隠れ睡眠呼吸障害」かどうかセルフチェックしてみましょう 。
セルフチェック「首回しテスト」
首が左右と上にどれぐらい回るかチェックする、という検査方法です。
呼吸をするときに使う筋肉は「胸鎖乳突筋」と「斜角筋」の2つ筋肉ですが、これらの筋肉は首を回すときに使う筋肉でもあります。
ですので首がちゃんと回らない人は呼吸のための筋肉も、硬くなってしまっているというふうになります。
首はだいたい左右に60°ぐらい、上は90度・真上をむけば正常です。
左右と上を向く筋肉は全て連動しているので、どれか一つでも正常でなければ隠れ睡眠呼吸障害に注意です。
光浦さんのセルフチェック結果
光浦さんにセルフチェックを実践してもらいました。
右側はだいたい50度ぐらい。
続いて、左側を測ってみると、50度くらい。
最後に、上を向いてチェックしてみると35度。
注意しなければいけないレベルです。
障害を改善する「我慢ストレッチ」
「我慢ストレッチ」は首が左・右・上を向くのを手で押さえて我慢させるというストレッチ方法です。
- 右手を右の頬に当てる
- 右に向こうとする顔を右手で押さえる
- 右手と手で押し合い10秒キープ
そうすると今我慢した方向と逆の方の首が回りやすくなります。
人間の体が力を入れた方法と逆の方法の筋肉が緩むというふうな性質を利用しています。
そのため、この首がまんストレッチをすることで、首の前の筋肉を意図的に緩ませることができるので、血行が良くなり凝りがほぐれるのです。
次は上向き改善の我慢ストレッチです。
- 頭の後ろで手を組む
- 手と頭が反発するように顔を上げる
- この状態でだいたい10秒キープ
本当に改善されたのか
再び光浦さんにチェックしてもらいました。
右は先ほどは50℃でしたが、今は60度に改善されました
左も先ほどは50℃でしたが結果60度に改善されました。
上向は先ほどは35度だったのが、50度までいきました。
しっかりやるとやっぱりずいぶん変わってくるそうですね。
隠れ呼吸障害を改善するには、1日1セットを1ヶ月ぐらい続けるとだいぶ首の周りの凝りが大分改善されます。

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