すだちで夏バテ防止!『健康カプセル!ゲンキの時間』

2010/8/18放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』。
夏バテの予防がテーマです。
暑さの疲れがたまり、この時期に陥りがちな「夏バテ」。
それを防ぐとっておきの食べ物が2つあります。
まずは「梅干し」。
梅干には夏に落ちやすい食欲をアップさせるだけでなく、体力を回復させてくれる効果があります。
もう1つが爽やかな香りでおなじみの「すだち」。
すだちというと、秋刀魚や蕎麦など食事の脇役的なイメージがあると思いますが、実は梅干にも負けない凄いパワーが秘められています。
そこで今回は和歌山県で梅干し、徳島県ですだち、それぞれの産地で酸味食材の健康パワーに迫ります!
今日はすだちです。
すだちの産地は徳島県
梅干し以上のパワーを求めやってきたのは、すだちの産地、徳島県佐那河内村。
徳島県ですだちの栽培が始まったのは江戸時代です。
現在、全国シェアのほぼ100%を進めています。
そしてその旬はちょうどこれからの時期(8月~10月)です。
すだちもクエン酸が豊富ですが、その含有量は梅干しには少し届きません。
それでも、柑橘類の中ではトップクラスです。
すだちの皮には肥満予防効果あり
実はすだちの皮にこそ、他の柑橘類にはない特有の健康成分が含まれています。
その成分について研究をしている徳島県立工業技術センターの新居先生によれば、すだちの皮には「スダチチン」というポリフェノールが含まれています。
脂質代謝を改善する、そして体重上昇の抑制などの抗肥満化作用があるというふうに考えております。
すだちはアルコールのおともに良い
アルコールの代謝にはかなりエネルギーを使います。
それをクエン酸と一緒に摂ることでエネルギーを効率良く変換して飲み過ぎによる疲労などを軽減できます。
ほかには悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境を良くします。
ですから、腸の蠕動運動を促すので通じもよくなります。
名産地ならではの絶品料理
すだちおにぎり
まずはすだちおにぎり。
混ぜ込むのは、塩昆布とすだち果汁とすだちの皮です。
すだちおにぎりは、美味しいだけじゃなく、夏場で予防にもぴったりなんです。
おにぎりの糖質をすだちのクエン酸が効率よくエネルギーに変換してくれます。
ですから疲れた時のエネルギー補給にはとってもいいです。
すだち味噌汁
普通の味噌汁にすだちを絞っていただきます。
いわゆるすだち追いです。
クエン酸と油の相性バッチリ!
クエン酸の酸味と油ものとの相性はとても良いです。
クエン酸が唾液や胃液の分泌を促すので、消化を助けてくれます。
クエン酸 梅干し・すだち 夏バテ撃退!
所感
すだちを口にする機会があまりありませんが、肥満防止の効果があるなら積極的に食べておきたいですね。
しかし、味噌汁にすだち…全く味を想像できません。一度食べてみたくなりました。

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